看護師が転職で迷ったときに考えるべき2つのポイント|すぐに辞めるのはダメ

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こんにちは!現役看護師のハジメです。

看護師であれば、「転職しようかな?」と誰でも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。

特に看護師3年目の退職は、どこも多いのではないかと感じます。

看護師の転職は、人間関係の改善だったり、キャリアアップのためだったり、良いこともたくさんありますが、もちろん不安もありますよね。

次の職場ではちゃんと良い人間関係が築けるか、お給料は良くなるのか、ブラックな職場ではないか、などなど、いろいろ気をつけたほうが良いこともあります。

そこで今日は、看護師が転職に迷ったとき、

  • 本当に辞めるべきかどうか
  • 今、辞めても大丈夫なのか
  • もうちょっと頑張るべきか

などの「転職の考え方」について、転職経験者のハジメが少しだけ語ります。

①辞める原因|人間関係でツライなら辞めても良い

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僕も転職についていろいろ悩み、たくさん考えてきました。転職は良いことばかりではないので、なんでもかんでも悩みがあれば転職したほうが良いというわけではありません。

でも僕は、「人間関係でツライなら転職したほうが良い」ということを、声を大にして言いたいです。

看護師が辞める原因は人間関係が多い

  • いじわるで怖い看護師長
  • 後輩ばかり働かせる先輩看護師
  • 陰口ばかりの同僚
  • 子どものようなイジメをする先輩看護師
  • 挨拶しても無視する先輩看護師

など、看護師の職場では、主に人間関係で大変なことって多いと思います。

女性ばかりの環境なので仕方ないのかもしれませんが、それに耐えきれずに異動したり、退職したりする人を僕はたくさん見てきました。

1年ほど前に相談を受けた子がちょうどそんな感じで、病棟主任にいじめられて退職ということがありました。

  • ミスしていないのに怒られる
  • 何もないのになぜか怒鳴られる
  • 会話の途中で急に無視される

など、本当に大変だったみたいです。

頑張って挨拶をし、コミュニケーションを取ろうとしても、威圧的な態度に怖くなってしまう。自律神経が乱れて夜は眠れない。という日々が続き、もう一緒に働くことはできないと見切りをつけて退職しました。

自分の体調を崩すほどの環境で仕事はしなくていい!

看護師は、まじめで責任感が強い人が多いです。「自分が悪かったのかな?」と自分を責めてしまい、鬱になる人も多いです。

人間関係でツライ職場でも、環境が良くなるように頑張ってきた人を僕はこれまで数え切れないほど見てきました。

でも、そのほとんどが改善されることはなく、頑張ろうとすればするほど心が壊れてしまうという人がほとんどでした。

なぜなら、人間関係に問題があるとき、原因は自分ではなく相手にあることがほとんどだからです。自分がどれだけ頑張っても、相手にその気がなければすべて無駄になってしまいます。

もちろん自分の努力で改善される人間関係もたくさんあります。ただ、自分に合わない環境で我慢して、自分を傷つけてまで働かなくてもいいと思います。

自分自身を守るために退職・転職を決めることは決して悪いことではないということは、頭に入れておいてほしいです。

どんなに忙しくても、人間関係が良ければ働きやすい!

  • 入退院や検査が多くて大変
  • 急性期でとにかく多忙
  • 人手不足で新人教育が不十分

というような厳しい環境でも、スタッフ同士がコミュニケーションを取り合い、協力しあって働ける環境であれば、充実した看護師生活を送ることができます。

どれだけ忙しくても、大変で責任のある仕事を任されても、人間関係が良ければ乗り越えることができます。

いろんな問題で転職を考える人がいますが、その中でも「人間関係」だけは特別視したほうが良いと僕は思います。

さきほどお話した退職した子も、転職先では穏やかな先輩が多く、同期も働きもので、とにかく協力するという環境が整っているそうです。

「今ではとても気持ちよく働くことができている」と話を聞いたときは、本当に嬉しかったです。

②転職先|安易に転職を決めてはいけない

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看護師の転職は僕はおおむね賛成ですが、転職先には十分注意しなければいけません。特に、いつでも求人が出ている病院やクリニックは要注意です!

そんな病院では、スタッフが定着しないため常に人員不足な状況が持続している。もしくは続かない原因がなにかある、という場合がほとんどです。

環境を改善するために転職するのに、転職先の環境が悪ければ悲しすぎますよね。

もちろん実際に働いてみないとわからないこともありますが、安易に決めず、じっくり吟味した上で決めることが大切です。

自分一人で決めることに不安がある人は、転職サイトで担当者に「転職先の病院はどんなところか」「常に求人は出ているのか」というようなことを相談しても良いと思います。

病棟以外も候補に入れて

  • 外来や救急センターに行きたい
  • 小児科、脳外科を経験したい

など、新しいことに挑戦してみることも良いと思います。

これまで病棟で働いていたからと言って、同じような職場で働かなければいけない理由はありません。

もちろん職種によって覚えることは違いますが、人間関係が良ければしっかりと成長する機会は必ず与えられます。

自分のキャリアアップのために、いろいろ経験しておくのも悪くはありません。まったく違う科でも、「同僚や先輩にはない知識を持っている」というだけで重宝されることもあります。

「もし人間関係が良かったら何科で働きたい?」と自分に聞いてみてください。

不安だったけど働いてみたら自分に合っていた、ということもあるかもしれませんよ。

看護師以外のことにチャレンジしてみる!

看護師の資格を持っているからと言って、看護師の仕事にこだわる必要はありません。

看護師資格があれば、いつでも看護師には戻れます。人間関係で大変な思いをしたなら、少し違う職種の環境で働いてみるというのも良い方法です。

僕の知人は、看護師を辞めて語学留学した後、また病院に復帰していました。「自分がやりたいことをやり、充実した人生を送るために必要な数年だった」と彼は言います。

なかには会社員、カフェ店員、看護学校の先生、個人事業主、治験コーディネーターなど、違う仕事に就いた人たちもいました。

そのまま違う仕事を続ける人もいますし、「一度離れたからこそ看護師としてもう一度働きたいと思った」と戻ってくる人もいます。

あなたの人生にはたくさんの可能性があります。「辞めたい」をきっかけに、自分の人生を見つめなおしてチャレンジしてみる選択も良いと思いませんか?

自分の本当の気持ちを知ろう

「辞めたい」と思ったときは自分の現状を見直し、「何が不満なのか?」を把握することが大切です。

それから、「自分は何がしたいんだろう?」と自分に問いかけてみてください。「辞めたい」の裏側にある、本当の自分の気持ちを聞いてみてください。

そのうえでどうするか決断するほうが、より希望通りの職場に出会えると思います。

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