新人看護師が苦手な先輩看護師(プリセプターや看護師長)と上手に付き合うコツ

先輩看護師,看護師長,苦手
看護ログ
アドバイザー鈴子

こんにちは♪
看護ログのスペシャルアドバイザー
看護師歴25年の鈴子です(*’∀’*)

新人看護師であれば皆、「ああ、今日はあの先輩がいるな……」と気が重くなった経験があると思います。

職場によっては、看護師長がクセのある人だったり、医者が怒りっぽい人だったり・・・

そのような人たちと上手に付き合うことができれば、とても働きやすい環境になりますよね。

今日は、新人看護師さんから「苦手な先輩がいる」ということで悩み相談を受けたので、その内容を残しておきたいと思います。

苦手な先輩看護師や看護師長との上手な付き合い方が知りたいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

Q.苦手な先輩看護師がいます。どう対応すれば良いのでしょうか。

ご相談者:大阪府在住 21歳 / 看護師歴1年

配属された病棟に怖い先輩看護師がいます。言葉や態度がきつくて、機嫌の悪い時は挨拶や報告を無視されることもあります。

私は新人なのでその先輩がプリセプターとして指導についてくれているのですが、分からないことや確認してほしいことがあっても、怖くてなかなか言い出すことができません。

また、声をかけても冷たくあしらわれるときもあります。「前も教えたよね」と言われて、それ以上確認できず、自分の責任ではありますがミスをしてしまったこともありました。

その先輩は他の先輩看護師や医師とはニコニコ話しているときもありますが、新人の看護師にはあたりが強いようです。

仲良くなりたいとまでは思いませんが、仕事に支障がないレベルに付き合えるようになりたいです。どうすればよいのでしょうか。

アドバイス①やる気のある姿勢をみせる

先輩看護師,看護師長,苦手

気難しい先輩看護師ほど、新人のやる気の有無に敏感なものです。あなたにそのつもりがなくても、行動のひとつひとつからやる気がないと解釈されてしまうことがあります。

そのような勘違いをされないためにも、普段からあなたのやる気が他人からも分かりやすい行動をとる必要があります。

未経験の処置の見学・実施を自ら申し出る

病棟や患者さんのスケジュールを事前にチェックし、あなたが未経験の処置があれば、見学や実施をして勉強をしたいと先輩方に申し出てください。

あなたが担当している患者さんではなくても、新人看護師が勉強したいと申し出れば受け持ち患者の変更などスケジュールの変更をしてくれるはずです。

人に言われてやるのではなく、自ら申し出ることが大切です。

前日に分かっていれば、どんな処置なのかマニュアルや教科書をチェックして勉強しておくとさらに良いでしょう。

入院の受け入れやナースコール対応を率先して行う

あなたが抱えている仕事量にもよりますが、入院の受け入れやコール対応があれば誰よりも早く声をあげるようにしましょう。

入院受け入れやコール対応を誰がよくしているか、先輩看護師たちはよく見ています。

コールが聞こえているのに、自分の仕事ばかりしているのは周りを見ないやる気のない新人だと思われることがあります。

知識や技術がなくてもできる仕事を確実に行う

新人看護師は先輩看護師に比べて知識や技術が未熟で、できる仕事には限りがあります。

しかし、新人看護師でも「知識や技術がなくてもできる仕事」を確実に行うことで、周りの信頼を得ることができます。

たとえば、

  • 病棟の診療材料や文房具類の補充、整理
  • 検温表の入力や入院の事務処理などを抜けなく行う
  • 電話対応、取次の対応
  • 点滴のミキシングや準備
  • 内服薬の配薬の準備

このような業務は専門的な知識が不足している新人看護師でもできますよね。

周囲からの信頼が厚ければ、気難しい先輩のあなたの見方が変わることもあります。

地味な仕事が多いですが、コツコツと確実に信頼を積み立てていきましょう。

新人に割り振られた仕事ではないかもしれませんが、何も言われなくても率先して実施できることも非常に大切です。

アドバイス②新人としての礼儀を守る

先輩看護師,看護師長,苦手

気難しい先輩は新人の礼儀に人一倍敏感で、ちょっとしたことで「新人なのに」と憤慨することがあります。どうすれば礼儀正しい新人になれるのでしょうか。具体的な例をご紹介します。

自ら挨拶をする

すれ違う人全員に笑顔で挨拶をするようにしましょう。

  • 朝:お疲れさまです or おはようございます
  • 勤務中:お疲れ様です
  • 退勤時:お疲れ様です or お先に失礼します

社会人経験がない人がやりがちですが、「ご苦労さまです」は目上の人に対してはNGなので覚えておきましょう。

職場にもよるかもしれませんが、夜勤で出勤したときに「おはようございます」というところもあります。

私のところは時間帯に関係なく、出勤退勤に関係なくすべて「お疲れさまです」が基本でした。

特にお世話になった人がいたら、「今日はありがとうございました。勉強になりました。」と素直に感謝の言葉を添えてもいいでしょう。

もし、気難しい先輩がいつも挨拶を返してくれなくても、あなたが先輩に挨拶をしているという事実が大事です。めげずに挨拶をしましょう。

報連相を徹底する

報告、連絡、相談の「報連相」は非常に重要です。

  • 自分の今日の予定
  • 今何をしているか
  • アセスメント

などなど、自分の行動すべてを、指導をしてくれる先輩(担当プリセプター)にしつこいくらい報連相をおこなってください。

ほぼすべてのミスやインシデントは、情報共有があれば防ぐことができます。

特に、気難しい先輩は自分に報連相がなくミスが起こった場合、とても気を悪くします。

無視されたり、冷たくあしらわれても、あなたが報連相をプリセプターに対し行ったということは非常に重要です。

「苦手な先輩だから」と自分から距離をとるのは失礼にあたります。もし、早急に相談したいことがあるのに連絡がつかない場合は、その旨も含めて近くの相談しやすい先輩に相談してください。

もちろんその後で、プリセプターへの報告はしておきましょう。プリセプターが全てを把握できるように報告することが大切です。

早めの出勤・情報収集をする

最近では働き方改革として、業務開始時間より過度に早く出勤し、情報収集することは禁じられていることが多いです。

しかし当たり前ですが、先輩より遅く出勤するのはタブーです。

先輩たちが出勤し始める時間より少しだけ早く病棟に到着できるようにすると印象が良いだけでなく、情報収集もはかどります。

余裕があれば「知識や技術がなくてもできる仕事」に時間を割いても良いかもしれません。

先輩たちは新人の出勤時間や、病棟についてからの様子をよく見ています。

過度に早く出勤する必要はありませんが、ひんしゅくを買わない程度に早く出勤した方がいいでしょう。

余計なおしゃべりは控える

慣れてくると先輩たちが空いた時間に雑談をしていることもよくある場面です。

しかし、新人は雑談の輪に入らない方が賢明です。

先輩たちの話は気になるかもしれませんが、自分の仕事を終わらせたり、「知識や技術がなくてもできる仕事」を優先しましょう。

もし話をふられても、必要最低限のことだけ当たり障りなく返すことをおすすめします。

気難しい先輩はそのような場面を見て、あなたのことを余裕ぶっているとか、調子にのっているとか判断することがあります。

休憩時間のおしゃべりにおいても、聞き役に回った方がいいでしょう。

自分から喋るときは、業務や担当患者の情報共有を兼ねた話題にすると無難です。

また、同期など気を許せる相手と話す時も、人の悪口は言わないようにしましょう。

看護師をしていると人間関係のストレスは多いかと思いますが、思わず口にしたことに尾ひれがついて本人の耳に届いてしまい、信頼を失うことがあります。

まとめ

気難しい先輩ほど、新人に興味を持っているので、あなたの言動をよく見ています。

特にプリセプターは、看護師歴としては2年(3年目)も働いているかもしれませんが、プリセプターとしては新人なんです。

気合が入ってしまい、必要以上に新人看護師に対して厳しい目で監視してしまうのは仕方のないことです。

そのためあなたの行動の変化にもいち早く気づくはずです。

苦手な先輩だからと逃げるのではなく、上手く付き合えるように、一つでもできることから始めてみましょう。

あなたへの信頼が積み重なれば、気難しい先輩の対応も変わってくるかもしれません。

気難しい先輩にゴマをするためと思わず、自らの成長のためと思って実践してみましょう。